水村美苗「日本語が亡びるとき」を読んだ
- 作者: 水村美苗
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: 単行本
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これらのエントリでかなりプッシュされていたので試しに読んでみました.
水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
404 Blog Not Found:今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日本語が亡びるとき
以下,主な箇所の自分なりの要約です.
学問としての真理の追究(自然の理が対象)
文学としての真理の追究(人間の精神が対象)
今までの<読まれるべき言葉>に対するインターネットの影響
- デジタルスキャニングと検索の技術は,が英語一強の流れをさらに加速する
- 過去のすべての叡智がデジタル化されたとき,もっとも恩恵を享受するのは,今までの<読まれるべき言葉>総量が最も多い<英語で叡智を求める人>である
- しかし人間の時間は有限なので,ペタバイト級の量の叡智から<最も読まれるべき言葉>を探し出すランキングのシステムが必要になる.
- そのとき,<叡智を求める人>が最も意味のあるランキングを得るために,ランキングのシステムをランキングするシステムが必要になるだろう
11/11 15:27 追記
なんかこの本,英語圏でも注目されはじめているみたいなので,英語でも感想を書きました.Yusuke Yanbe's blog: When Japanese Language Falls