見たもの

デジカメ

 EXILIMの進化に驚かされる。初代EXILIMの登場から早4,5年の月日が流れたわけですが、最初130万画素ぐらいから始まったのがいまや600万画素ですよ。

あとEXILIMユーザインタフェース(UI)がすばらしい。こういう、小さい電化製品ってボタンの数や配置に制約があることが多いから、上手くUIを設計しないとすごいチマチマしためんどくさい操作を強いられるのですが、EXILIMはその辺かなり研究されています。UI専門の開発メンバーが居て、初代EXILIMから今までずっと研究していたんじゃないか、と想像するぐらい。

UIの説明って難しい割に伝わりにくかったりするから詳細は省きますが、かなり良く出来たUIなので見かけたら手にとって操作してみてください。この手の電化製品のUIにいらいらしたことがある経験をお持ちの方は、きっと感動すると思います。比較対照としてFinepixの競合するタイプのUIもチェックしてみたけど、差は一目瞭然。

あと液晶が超でかい。液晶モニタは大型化すればプレビューが効率よく出来るしいろんな情報を表示できるから進化の方向としては至極真っ当。しかしでかい液晶を見て、「ああこっちを表にしてクレードルにさせるようにすれば、さした状態でいろいろ操作出来るじゃん」と思いついたところがすごい。こういう発想の転換って大事だなぁ。

クレードルの向きを表裏逆にするアイデアはかなりグッドアイデアだったみたいで、今では競合製品みんな真似してます。

ノートパソコン 冬・春モデル

 富士通BIBLOのMGは良いなぁ。筐体のつくりといい、キーボードといい、使う人のことを考えてる感じがする。13.1インチXGAっていう、ちょっとレアな組み合わせの液晶と、それにベストフィットする筐体に美意識を感じる。BIBLOのMGは今年の春モデルの筐体から急に良くなった気がします。あとデザインもかなりタイプ(これが一番の要因か)。若干ThinkPadに似てる気がしないでもないけど

コン基礎のTAやってて思うのは、パソコンプロダクトデザインの平均レベルは、特にここ数年、確実に上がってきているってこと。今年の一年生を見てると、はっとするような、やたらグッドデザインのマシンを使ってたりする。僕らが一年生の時に買ったものとは比べるべくも無いです。

昔のパソコンはスペック(性能)第一でデザインは二の次っていう風潮があった気がするなぁ。そういう状況に風穴を開けたのが、まさにVAIOだったわけですよ。98年のことですが、あれのインパクトはでかかった気がする。

最近はもうスペック競争は落ち着いてきていると思うし、ここらで誰もが欲しいと思うようなグッドデザインのノートパソコンを作ったら、きっと売れると思います。ノートパソコンって長く使うものだし、それを使って長時間作業するわけだから、使いたくなるようなデザインって大事なはず。

メーカーお抱えのデザイナーもいるんだろうけど、あえて外部の、技術的なことに理解があるデザイナー起用してさ。携帯電話におけるINFOBARとかtalbyのヒットを、今度はノートパソコンというフィールドでやって欲しい。難しいと思うけど、期待してる。

ニコン

 CD/HDDミニコンポというのが出てた。この手のミニコンポはCDとMDの組み合わせが普通だけど、これだけMP3プレイヤー、特にiPodが普及してしまったら、MDなんてつけてても仕方ないのかも。MDがアナログテープのように、その役目を終えて日常から姿を消す日も近いな。

ウチにもミニコンポがありますが、MDのスロットは、下手したら今まで10回も出し入れしてないです。iTunesからCD-RW焼くなり、光デジタル端子経由で再生するなりしたほうが楽ですからねー。ミニコンポがもともと持ってた機能の多くがPCに移行したり、PCに良いスピーカーをつけてiTunesで音楽を聴くスタイルになって来てる、ミニコンポに出来ることはなんだろう。