最近買った本など

大学院を目指す人に限らず、学部の卒業研究に取り掛かり始めたような人にも十分参考になると思います。私はとくにp72以降の「研究のタイプいろいろ」の項で、自分の専門にはほとんどないであろう研究のタイプを発見できたりして(なるほど、こういう研究のアプローチの仕方もあるのか)と、視野が広がりました。
情報科学の基礎理論 (21世紀を指向した電子・通信・情報カリキュラムシリーズ)

情報科学の基礎理論 (21世紀を指向した電子・通信・情報カリキュラムシリーズ)

「まえがき」より

本書ではコンピュータサイエンスの基礎理論をコンピュータサイエンスの中での応用と対応させてまとめている。これは、コンピュータサイエンスの基礎に関するほとんどの書物が応用数学的な観点から書かれており、それがどのように使われるかを読者がつかみにくいと考えたからである。

そうそう、そこなんですよ。たとえば、「ある数学分野がコンピュータサイエンスにおいて実際にどのように使われる(役に立つ)のか」を理解しながら勉強するのとそうでないのとでは、勉強に対するモチベーションも変わってくると思います。

内容もわかりやすく書かれていてGood。この分野に関して初学者でも、すんなり理解できると思います。教科書を選定する際、学生が自習に使えるような、適切なレベル設定って大事だと思います。

大学生だったら一度は経験があると思うのですが、いくら(担当教官的に)良いとされている本でも、学生が自分で活用できず、中身をほとんど読まないまま半期の講義が終わり、そのまま読まなくなるのではもったいないですよね。

うちの大学で使う教科書もこれだったらなぁ。